麗しきクズ共
例のシェアメイトとシャンパン片手に語り合って…ってか一方的に愚痴聞いてただけなんだけど、気づいたらいつの間にやらこんな時間だわ。あいつ明日の仕事大丈夫なんか。
2016年の1月に知り合ったイギリス人ロンドンっ子の男の子と、2年半ぶりに再会を果たしたんだけどさ、ただの感動の再会ってよりは、そいつがちょっと私に対して下心付きだったのよ。頭もいいし良い子なんだけど、なんかちゃらいだの噂聞きすぎてたし、会ってもすごく楽しいんだけどクズ臭がしてね。いや、なんとなく…ってだけなんけど。ジェームズくん。
『あー…ないわ…だけど男友達としてはめちゃ楽しいわ…(てかそもそも私彼氏いた気がするわ…)』 ってなってたのよね、モスクワの黄金の秋デートを満喫中に既にね。
まぁでも、ジェームズのクズさに関してはあんまり偉そうに語りたくないなって思ったのね。なんか、ちょっと頑張ってデートを仕切ろうとする感じも可愛かったし、何より頭いいけどオラオラしてない男の子に弱いんですよ。← だから、私の好みじゃないって話で終わってたのね。
前置きが長くなったけど、彼と再会を果たした10月から何が起こったかを簡潔にまとめると、
黄金の秋を見に世界遺産公園散歩(デート)
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私の日本人の友達誘ってロシアンコストコへ行き、そのまま私の家へ行って私がみんなに飯を振る舞う
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朝起きたらジェームズと同居人のクスシャが一夜を共にしてた(○ッてた)
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その日を境に彼らは交際を始める
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雲行きが怪しくなる
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別れる(3日前)
すごいね。なんてスピード感。
もう言葉が出て来ません。ダメですね、仮にもみんすーは表現者なのに、全然言葉が出て来ませんでした。
同居人のクスシャ曰く、
『ごめんミンス〜!あたし達酔ってたの!!あいつはあたしに、あんたが部屋に寝に行った後、あんたとどうやったら付き合えるか私に相談してきてたの!だけどいつのまにか私たち踊ってて、気づいたら…!』
ジェームズは置いておこう、多分誰かと致したくて、あわよくば付き合いたかったのだろう。もういいさ。はっ。
だけどさ、君はさ、どうやったら自分の友達と付き合えるか相談して来た見知らぬ男と……え……それはどんな心境なのだろう?しかもこっちからしたらただの動物なんだけど、その鬱陶しいうざったいしつこい葛藤と謝罪はなんだろう?(永遠に謝罪された)
つーかなんだよジェームズ、隙あらば私にディープキスかましといて、お前は本当にどんな神経してるんだ?!!!!!!←お前もだよ
などなど色々思ったけれど、段々と考えるのに疲れて、まぁいいか…なんかこのエゲレス人もう好みじゃない以前にクズ臭してたし、私そもそも彼氏いたわ。ってなってたのよね一人で。
3日前に奴らは別れたわけだけど、もっと前から兆候はあったのね。
私のシェアメイトのクスシャは、本当に絵に描いたような、情熱的で開放的な気分屋のロシア女で……私も今年の夏を境に散々な目に遭っていたけれど、多分ジェームズも遭ったんでしょうね。彼女が生理中に情緒不安定になって泣き叫んでる時に、なぜか私は時たま罵倒されながらなだめていたのだけれど、これと同じようなことを出会って間もない男にもしてるなんて、そりゃ私から逃げてくださいって言ってるようなもんでしょう……てか私も逃げたかったです……
そんなこんなで、ジェームズは3日前に別れをクスシャに告げたのだけど、なんとその理由に私の名前を使いやがりました。
みんすーの友達としてこのアパートに客でやって来たのに、君とこんなことしてちゃならなかったんだ☆€○〆〒って。最後には、また会う日まで…という捨てゼリフ付き。そのメッセージを受けてから、私に対して逆恨みモードに入りかけたクスシャちゃんですが、周りの必死な慰めによって(例:やーっぱイギリス人はろくでもないよね〜、そもそも事の始まりがね〜etc)、3日後の今日は、深酒をして私にくだをまく程度で済むようになりました。昨日までギャンギャン泣いて毒を吐いてのたうち回っていたからね。
まぁそんなジェームズ君は…やっぱりクズなので、私にも連絡をくれて、僕はあんなことをするべきじゃなかったのに☆€○〆〒これからも友達でいたい、これはわかってほしい、だってさ。
あれ、まるであの情事から2日しか経ってないかのような謝罪文!2ヶ月ですよ〜!この2ヶ月の間に、君らは互いの家族の話までして将来の話までしてるんですよ〜!どんだけ都合がいいんだよ本当に。クズやな〜。
とは思うんだけど、ジェームズと話してるの本当に面白いし、Englishコミュニティすごく興味深いし使えるから、突然友達関係がバサっと終わってしまうの残念だな、とは思ってしまうぐらいには、奴と付き合う気なんてゼロむしろマイナスなのに、私もデリカシーのないクズです!()
これからもズッ友ね!いいシェアメイトでいてよネッ!と、シャンパン片手にグラスとテンションを上下させ(めっちゃこぼしてた)、誰かと長電話しに部屋に戻って行ったクスシャ。もう言葉が見つからないけれど…できるだけ健やかなロシアンライフを過ごしていこうと思います。隠れクズなりにね。